3月も目前となってきました。
先日の感謝祭では、夜明け前の海辺で随分と寒い思いをしましたが…。
思えば最近は、以前ほど厚着をしておらず。
この一事だけを見ても、徐々に冬の寒さも緩み、春が近づいてきたのだと実感できます。
桜もそろそろかな…(´・ω・)
…春の訪れを間近に思い、心までも暖かくなったような心地です。
暖冬と言われながらも、度々、厳しい寒さに震えることになり。
例年より寒かった印象がある冬でしたし…。
常より、春を待ち遠しく感じています。
しかし…一方で。
暖かくなってくると悩ましいのが…花粉の飛散でしょうか。
天気予報でも、花粉の飛散状況を知らせているのを見かけるようになりました。
聞けば、今週から本格的に飛散する見込みなのだとか。
私は花粉症の症状はないのですが…。
職場の同僚が苦しそうにしているのを見ると、同情を禁じえません…;
仮想世界では、それと分かりませんが。
見渡してみれば…フレさんにも、花粉症の方は少なくありません。
くれぐれも、お大事になさってください(´・ω・`)
■考えすぎ?
脳外科手術に使われる縫合用の糸の太さは0.02mmほど…これは髪の毛の1/4程度の太さだそうです。
この細い糸を、拡大鏡を覗き込んだ医師がピンセットを使って抓み上げ…慎重に傷口を縫い合わせていきます。
…この医師の使うピンセット。
日本のヤスリ職人さんが、一本一本手作りしたものだそうで…。
機械生産で作られるピンセットでは、糸を抓んでも抓みきれずに滑ってしまい、『あの人の作るピンセットでなきゃダメ』と、医師が評する程の出来なのだとか。
昔ながらの手仕事で、最先端の機械が作るものを超える。
…職人、というやつですね(´・ω・`)
先日、NHKの番組で『最後の職人』というテーマの、日本の職人さん二人のドキュメンタリーを放送していました。
70歳を超え、人から『この人でなくては』という評価を受ける職人さん。
お二人の技術は、素人目には正に窮まっているようにも見えるのですが。
番組の中で、このお二人が異口同音に同じ事を口にされているのが印象的でした。
『自分の作るものが完璧だとは思わない』
『自分の作ったものでも、喜んでもらえるように』
『常に勉強(鍛錬)を…』
…それを『終わりのない、自己への挑戦』…と、番組ではそんな風に評していました。
先ほどのヤスリ職人さんが作ったヤスリを手にした、金工細工師の方が。
そのヤスリを『心の通った手』と言い。
ヤスリを前にして、『私も、もっとちゃんと仕事をしないと』と、気を入れておいででした。
その方もまた、人間国宝になるほどの職人さんなのですが…。
人の心が作るものだからこそ、そうした方が『応えたい』と思えるのかもしれません。
…しかし。
このヤスリ職人さんには後継者がおらず。
ご自身の代で、店を畳むおつもりだそうです。
番組の中、職人さんは複雑な笑顔を浮かべて。
『(機械生産で)より安く、より多く…簡単に手に入るものを求めて、ものを大事にしないからこうなったんだぞ、と…これは負け惜しみですかね』
…そんなことを仰っていました。
より良い物をより多くの人に。
そう望み、そう望まれて。
何をするにも便利な世の中が、こうして形を成してきました。
…でも職人さんの言葉を聞いて、ふと思ったのです。
『便利な世の中』の為に、人は何かを求めてきたのでしょうか?
一人一人の『人』と向き合いながら、こうして『便利な世の中』を作ってきたのに。
いつの間にか。
私達は、人を見ることなく、都合の良いことばかりを追い掛けてはいないでしょうか?
ものに限らず。
私達に関わる全てにおいて。
…そんなことを考えた鈴蘭です。
■コメントのお返事
…また後ほど。
>黒羊さん
コメントありがとうございます。
自分くらいが、何をしたところで変わらない。
…そうなのかもしれません。
ただ、そう考えられる一方で。
自分がしなければ、何も変わりようがない。
…そうも考えられるのが、私達の生きている世界なのではないでしょうか?
自分に出来ることは些細であるから、やらなくてもいい。
…それは違うと思います。
些細であれ、出来ることをすれば…その分だけ、物事は確実に進むのですから。
コメントありがとうございます。
自分くらいが、何をしたところで変わらない。
…そうなのかもしれません。
ただ、そう考えられる一方で。
自分がしなければ、何も変わりようがない。
…そうも考えられるのが、私達の生きている世界なのではないでしょうか?
自分に出来ることは些細であるから、やらなくてもいい。
…それは違うと思います。
些細であれ、出来ることをすれば…その分だけ、物事は確実に進むのですから。
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