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独り言 番外

 …現実の私は厭世家であろうか。

 いや、そこまで大層に世を憂いているわけでもなく。
 厭う程に、世事に明るいわけでもない。
 ただただ面倒くさがりなだけだ。

 となれば…今様であれば『引き篭り』が妥当だろう。

 社会的活動は行ってはいても。
 柵が求めるところの義務からは、悉く背を向けてきた。

 これが私にとっての自然であり。
 人から見て、お世辞にも良い暮らしとは言えないであろうが。
 私自身『さもありなん』と、納得もしている。

 聞けば、義務から逃れる者でも、権利を声高に主張できるという。
 …或いは、それを当然とする人もいるのかも知れないが。
 少なくとも私は世を厭うても、恥までもを棄てた訳ではない。

 自分が望んで選んだ場所だ。
 進んで自分で自分を貶めて。
 この場所を無価値なものにしたくはない。

 たとえ、このまま朽ちようとも。
 ちっぽけな自分を見下ろし、『こんなものかな』と嘆息する。
 全てはその程度で終わった事だったろう。

 …そう思っていた。



 …しかし。



 『もう少し、頑張ってみませんか?』

 その一言から始まった気まぐれな仮想の旅は。
 いつしか、自分を探す旅へと変わった。

 その旅の中。
 『こんなものかな』という私ではなく。
 『かくあれかし』という鈴蘭が出来上がった。

 どうやら…この鈴蘭は良く出来る人間らしい。
 私の理想を体現している鈴蘭を、人から認められるのを誇らしく思う一方で。
 私が鈴蘭の至らなさを体現しているかのような、複雑な気持ちを抱く。

 人との関係で、鈴蘭はおよそ失策を犯すようには見えないのかもしれない。

 しかし、何の事はない。
 私は日々の中で甘え、見落とし、取り零し。
 失敗を数多く重ねてきた。

 それが為に鈴蘭は思うのだ。
 同じことは繰り返すまい、と。

 しかし、何の事はない。
 鈴蘭は日々の中で甘え、見落とし、取り零し。
 失敗を数多く重ねている。

 それが為に私は思うのだ。
 鈴蘭の恥にはなるまい、と。

 …全ては、その積み重ねなのだ。



 メンテの時間を利用して。
 近所の雑貨屋で写真立てを買い求めてきた。

いつか見た自分
                (C)SEGA


 以前、この部屋で在りし日々を振り返った。

 鈴蘭の後悔ばかりを見返していたようにも思うが。
 私の願いも見ていたように思う。

 この正月。
 あの時間をして『私』と表した年賀状が届いた。

 この仮想の世界が消えようとも私の手に残る、鈴蘭の確かな形。
 コレを得られただけでも…この旅の甲斐はあったのかもしれない。



 過去がなくなるわけでもないし。
 後悔が消えるわけでもない。

 私にかつて差し延べられた手は、それらの中から鈴蘭を引き上げた。
 しかし、鈴蘭の差し延べる手は、誰かの何かを引き上げることが出来るのだろうか?

 鈴蘭が息づく画面の横。
 あの時間を切り取ったハガキを見ながら。
 至らない私は、自問している。

  この選択は、相手を見ているのだろうか?

 …と。



 この一年。
 自分を省みて、つくづく成長の無いことを知りました。
 繰り返すまいとしても、同じ過ちを犯す。
 
 大きいだけの鈴蘭が、大きいだけではないからこそ。
 この言葉に意味を感じて頂けるというのに。

 今回は、自戒としての標。
 拙文にお付き合い下さり、有り難うございます。




■コメントのお返事
 …また後程。
>ナイトワイズさん
 コメントありがとうございます。

 ご指摘のお陰で、間違いに気付きました(´;ω;`)
 折角の機会にエライ失態です…。

 出勤前に本文中のリンクだけ準備して出たんですが、アドレスの確認まで出来ていませんでした。
 これからは注意します(´;ω;`)ゞ



 つむさんにも申し訳ないことをしました。
 心よりお詫び申し上げます。
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コメント

  • 2015/01/22 (Thu)
    21:54

    こんばんはです。
    たまたまクリックして、あれ? ってなっただけなので、お気になさらず~

    ナイトワイズ #- | URL | 編集

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