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独り言 その壱千八百弐拾壱

 大きいだけの鈴蘭です。



 …ちょっとばかり三国志ネタを。



 群雄割拠の三国時代の勝者となった魏の国でしたが…。
 君主が代替わりを重ねるたびに外戚の力が増し、次第に実権は君主から臣下に移っていきました。
 第三代の曹芳(そうぼう)の頃には、曹操に重用された名臣の子である曹爽(そうそう)・曹羲(そうぎ)兄弟によって国政が壟断されるようになり、国は衰退を始めます。

 これを好機と捉えたのが司馬懿(しばい)でした。

 司馬懿もまた国の実権を手中にせんと機会を窺っていましたが、かの諸葛亮をも破った知恵者と知られた彼のこと。
 政敵である曹爽・曹羲に警戒されていたために、なかなか上手くいきません。
 そこで司馬懿は病気と偽って一線を退き、周囲の油断を誘うことにします。
 一切の面会を断り、部屋に閉じ籠って出てこない司馬懿の様子に、市中では危篤の噂まで流れるようになり…。
 噂を信じた曹爽・曹羲は、ついに警戒を解いてしまいました。
 無論それを見逃す司馬懿ではありません。
 政敵の失墜に油断した曹爽・曹羲兄弟が、曹芳のお供をして城を出たのを見計らい、司馬懿はクーデターを起こして城を乗っ取ってしまったのです。
 曹爽・曹羲が連れていた兵は僅かな護衛のみ。
 城を司馬懿に押さえられた彼らは丸裸同然です。

 果たして、皇帝の身柄を押さえている曹爽・曹羲が勝つのか。
 それとも、城を押さえている司馬懿が勝つのか。

 …と、切羽詰まったところで。

 曹爽の部下に辛敞(しんしょう)という人物がいました。
 彼は留守番として城に残っており、司馬懿のクーデターに直面して判断を迫られます。

 このまま城に残って司馬懿に降伏するか。
 或いは城を出て曹爽の元に駆け付けるか。

 同僚の魯芝(ろし)からは共に曹爽の元に駆けつけるよう勧められたものの、生死を分かつ問題にどうにも判断がつけられず…。
 辛敞は俊英で知られた姉、辛憲英(しんけんえい)に相談することにしました。

 弟から持ちかけられた相談に、憲英は答えます。
 『あの司馬懿が事を起こしたからには必ずクーデターは成功し、曹爽一派は処刑されます。しかし、貴方は曹爽の部下であり、クーデターが成功するからと言ってこのまま城内に残っているようでは曹爽への義理を果たせません。そうした不義理を司馬懿は許しはしないでしょう。城を出て曹爽の元に向かい、義理を果たすのです。そうすれば、たとえ戦って負けたとしても司馬懿は貴方を悪いようにはしないはずです。』…と。

 決心を固めた辛敞は、姉の助言に従って魯芝と共に司馬懿の包囲を破り、曹爽の元に馳せ参じました。
 この行動には司馬懿も驚いたそうです。

 後にクーデターは司馬懿の勝利に終わり、城に残っていた者を含め、曹爽一派の尽くは処刑されましたが…。
 しかし、辛敞は主君に忠実な人物として評価され、処刑を免れたのだとか。



 …。




 …今はそれが良いと思います。



■今日のニークス

 昨日の独り言の顛末。
 ブラキの大剣で良かったですか…。
 棒切れと名刀の区別すらつけられない私なので;

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