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独り言 その壱千五百壱拾八

 大きいだけの鈴蘭です。

 Discordでのチャットの中でのことです。

 『あれ、イギリスってEU離脱しないの?』

 その言葉に首を傾げた鈴蘭です。
 そんな話は無かったように思ったのですが。
 何を指して言っているのか、ネットの記事を検索してみると…。



 …ああ、これを勘違いしましたかね;

 タイトルには『EU離脱案を否決』とありますし…誤解しやすいかもしれませんね。
 これはイギリスがEU離脱を諦める、という話ではありません。
 今回、イギリスの議会が否決したのは『EU離脱にあたって、どのような手順で離脱を進めるのか』を取り決める協定案です。
 これまでEUの定めた法の枠組みの中で行われてきたヒトやモノの行き来が、イギリスのEU離脱によって国境を跨ぐ国家間の行き来に変わります。
 離脱に伴う関税の復活、各種許認可の見直し…それらが経済に与える影響は決して小さいものではありません。
 その影響を最小限のものにするため、移行期間を設けて時間をかけて離脱しよう…というのが協定案です。

 この協定案で問題視されたのは、アイルランドの取り扱いについて。
 アイルランドは、北部をイギリス、南部をアイルランド共和国が統治しており…アイルランド共和国は、イギリスとは別の独立国としてEUに加盟しています。
 これまでは同じEUの加盟国として、ヒトとモノの行き来は南北で比較的自由に行われてきましたが…イギリスがEUを離脱すれば北アイルランドは外国となり、南北間の国境が復活します。
 アイルランド共和国は北部の領有権を主張し、過去にイギリスと争ったこともあり…再び分断される状況は受け入れ難いとして反発しています。
 そこでイギリス政府は折衷案として『イギリスの一部をEUに残して離脱する』という協定案を作成したのです。
 しかし、EUを経由して流入する難民が離脱の理由の一つになっている以上、一部でもイギリスの国土がEUの影響下に残れば、離脱の意義が薄れます。
 グレートブリテン島の玄関口に鍵をかけても、アイルランドがバックドアになってしまう格好ですからね。

  メイ首相『EU離脱はします。しかしアイルランドはEUに残します。難民問題は現状維持です。』

  英国議会『ふざけんな』

 イギリスの議会は『完全な離脱でなければ駄目だ』として、今回の協定案を拒否したのです。
 …まぁ、この協定案では、問題を先送りにするだけでしょうし、当然といえば当然ではあるのですが;
 しかしだからといって、八方を丸く収めるような代替案を策定するには時間がありません。
 さりとてEU離脱を延期するのは、イギリスもEUも避けたいところでしょう。
 外交交渉の経過は、当事国だけではなく周辺国も注視しています。
 安易な妥協などしようものなら、それは周辺国が付け入るスキとなりかねません。
 『頑張ったけど駄目でした』なんて言い訳で片付けることは出来ないのです。

 どうするんでしょうね。

 最悪の場合、移行期間無しでイギリスがEUを離脱することになるわけですが…。
 今のイギリスやEUに、その際の混乱に耐えられるだけの余力があるのかが疑問です。
 或いは、この混乱がEU崩壊のキッカケになったりする…のでしょうかねぇ。



■今日のニークス

 昨日、スプラの続きを…と思ったものの。
 いざ書き始めると、どう書いたものか。
 書きたいことはあるのですが、形にする方法が見えて来ず…。
 どうにも、一晩では時間が足りません。
 書き始めたそばから言葉が頭から抜けていき、イメージしたものの形が崩れていきます。
 抜けた言葉を拾い集め、あれこれ考えながら繋ぎ合わせて形を作ってみれば…。
 そこには、いつか見た形が出来上がっています。

 結局、同じことばかり繰り返しているのかなぁ…と、出来た形を前に溜め息一つ。
 しかし、これも自分です。
 向き合うことを止めるわけにはいきません。

 …では、どうするか?
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