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独り言 その壱千四百九拾

 大きいだけの鈴蘭です。



 フランスは失業率が高止まりしている状況が続き(※JETRO関連資料及びeurostat)、国内の政情は芳しいものではないと言われています。
 15-24歳の失業率がスペインで34.3%、フランスで20.4%、イタリアで31.6%、EU全体では14.9%…ですか。
 対する日本は3%程度でしたっけ。
 この原因として、特にフランスにおいては労働組合の力が強く、労働市場が硬直化してしまっていることが挙げられるかもしれません。
 企業や政府が労働市場の改革を行おうにも既得権益層の抵抗が強く、抜本的な対応策がとれないままになっています。
 先日ゴーン会長が逮捕された件で、当初こそ静観していたフランス政財界でしたが…今は日本への批難一色。
 フランス政府は恫喝ともとれる強い言葉で日本を牽制しています。
 しかし、これも既得権益層の『利権が侵害されること』への拒否反応であり…それとは対照的に、フランスの青年層の間では『ざまぁみろ』と、ゴーン氏の逮捕を歓迎する向きなのだとか。
 前に、主要国首脳の信頼度調査なるアンケートの結果において、フランスのマクロン大統領が上位に来たことで、フランスのネットユーザーから『なんであの人が…』と、困惑の声が上がったという話もありましたっけ。
 日本ではフランスの政治経済の話は殆ど耳に入らず、断片的なものばかりで…これらを継ぎ接ぎしたところで、正しい姿が見えるものではありませんが…。
 フランスの青年層の間に、貧富の差が拡大しつつも、それを容認している自国の政治や経済への失望感があるのは確かなようですし…この暴動は、その青年層によって引き起こされているのかもしれませんね。

 それにしても、経済上の不満を理由にした暴動…ですか。
 この暴動、米中対立によって深刻化する可能性があるんですよね…。

 最近のアメリカによる制裁のために、急速に状況が悪化している中国経済。
 米中の対立によって、中国経済への依存が強いドイツ経済が傾けば、EU全体の経済が傾きます。
 今の状況の比ではない、巨大な不況の波がやって来かねないのです。
 ドイツやフランスにしてみれば、今後の行く末には並々ならぬ関心があるでしょう。
 EUの経済の為にも、いち早く米中関係が改善することを望んでいると思いますが…。
 米中対立の争点が貿易不均衡などという限定的なものでなく、国家間の覇権争いであるということを考えれば…改善、というのは難しいでしょうね。



 G20後の米中会談において、アメリカは年末から年初にかけての関税の追加措置を見合わせることを決めました。
 しかしこれは、米中関係が改善した結果ではなく。
 制裁による中国経済へのダメージが大きすぎたことで、世界経済が混乱することを考慮したアメリカが、次の制裁までの猶予を与えたに過ぎません。
 『次はもっと大きいのが行くから、ちゃんと準備しろよ?』という世界に向けた宣言です。
 アメリカの意向を反映して、G20で採択された宣言から保護貿易に対する批判的な文言が削除されたことを思うと、お膳立ては揃いつつある…とも見て取れます。



 5年、10年後に今を振り返ってみれば…。
 もしかすると、フランスの暴動など一つの通過点に過ぎないのかもしれません。



 ニュース記事を読んで、思ったことを書き留めているのですが…。
 はて、こんなのが面白いのかな…などと、今更ながらに心配になった鈴蘭です;




■今日のニークス

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                   (C)SEGA

 事前に予習してれば防げたであろうミスを犯してしまいました。
 ただただ反省…。 


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