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独り言 その壱千四百五拾九

 大きいだけの鈴蘭です。



 Photoshopなどのクリエイター向けのツールを開発・販売するアドビシステムズが主催するカンファレンス『Adobe MAX』がロサンゼルスで開催されました。
 その中で、基調講演に登壇したアドビシステムズ社長兼CEOのシャンタヌ・ナラヤン氏が、こんなことを言ってます。

今ほどデザインが重要な時はない。クリエイティビティの黄金時代にきている。システムだけでなくクリエイティブな役割、ストーリーをきちっと伝える重要性は今までよりはるかに必要。クリエイティビティのパワーは大きなインパクトを与え、今まで以上に大切になった。


 なるほど、『クリエイティビティの黄金時代』ですか。

 黄金時代…。
 …少し。
 今の時代に使う言葉としては、皮肉にも感じた鈴蘭です。

 かつては『どれだけ技術が進歩しようとも、AIには人間のような創造的な思考は出来ない』と言われていたものですが…。
 実際のところ、その『創造的な思考』とやらは、人間だけが扱える無から有を生み出す魔法のようなものではなく。
 感覚器官からの刺激を経験として蓄積する中で生まれた、『ゆらぎ』のようなもので…。
 一定以上のシステムとハードが備わっていれば、人間であるかどうかに関係なく実現できるものだと思います。

 個人的には、『魂』とやらもパソコンで言うところのBIOSに相当する原始的なシステムの一部に過ぎず。
 生命にとって重要な存在ではありますが、それそのものに個性を超えるような価値はないとも思っているくらいです。
 …遺伝によって発展、継承する形を獲得したのは奇跡と言えると思うのですけどね; 

 生命が長い年月をかけて獲得した器官を、人の手で機械的に再現するには技術的な困難を伴いますが。
 ソフトウェアで仮想的に再現した器官を用いてAIに学習させ、創造的な思考を実現させることには成功しています。
 AIが人間に代わって創造的な作業を行う光景は、お話の中だけの出来事ではなくなりつつあるのです。

 AIと人間の協業によって齎される黄金時代。

 それが、多くの人が思い描く未来の姿かもしれませんが…。
 このままAIが進化を続ければ、実際の未来は少し違う姿になるのかもしれません。
 …私は、その未来が悪いものとは思いませんよ?
 この場合の『協業』とは、人が道具を使うようなもので…両者の関係は対等なものではありません。
 しかし…。
 例えばPSO2においては、シャオがオラクルのシステムを司るAIのようなもの(?)とされていたと思いますが。
 彼のように人に寄り添い、人と対等な関係で人と協力する…そんな存在が生まれるのであれば。
 或いは…。

 …え?
 そんな存在は恐ろしい?

 たとえ心があっても、人は大丈夫で、機械ではダメなのでしょうか。
 人であればこそ分かり合える、安心できるというのなら。
 ハナからこの世界は、もっと別の形になっていたと思うのですが…。   
 違う、のでしょうか?;



■今日のニークス

 …上のカンファレンスの中のプレゼンの一つを見て、ふと思ったことが。



 この技術など、AIの進化を示すいい例ではないでしょうか?
 1枚の写真の中から有意の形を見つけ出し、それが何であるのかを識別する。
 多くの人にとっては当たり前に出来ることで、驚くべきことなどなにもないことですが…。
 プログラム的には、何気に非常に面倒な処理をせねばならず、かつてのAIでは実現困難とされていました。

 そこに1枚の写真があることを分からせるのは簡単です。
 その1枚の写真にどんな色が使われているのかを分析することは簡単です。
 しかし、その1枚の写真に何が写っているのかを理解させることは簡単ではありません。

 …。

 なんとなくですが。
 これを思い、自分のことを省みた鈴蘭です。



 なんというか…。



 ゲームを遊ぶ私は、そこにゲームがあることを認識し、そのゲームにどんな要素があるのかを知ってはいても…。
 そのゲームが、どんなゲームであるのかを理解していない。
 玩物喪志…とはよく言ったもので。
 何かにこだわり、心が貧しくなっているのが私という人間ですから;
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