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独り言 その壱千四百四拾九

 大きいだけの鈴蘭です。




 台風24号の後を追って北上中の、台風25号ですが…。
 微妙に南に逸れた24号とは異なり、北寄りの進路をとって日本海側に進むと見られています。

 …しかし。



 気象庁の研究官である方のツイートを見て驚きました。
 中心気圧915hPa…って。
 先日の21号も、確か上陸前にその数値だったんですよね。
 室戸岬に上陸して950hPaにまで弱まりましたが、それでもあの騒ぎ。
 今回は、陸地を避けて海上を北に進む可能性が高く、大きく勢力を落とすことなく北上し、日本海側に大荒れの天気を齎すことになる…かもしれません。
 北上するに従って海水温度は低下しますし、勢力は自然と落ちるものとは思いますが…。
 怖いですね;
 今から週末の天気が心配です;



■今日のニークス

 管仲隰朋従 於桓公而孤竹。
  管仲、隰朋、桓公に従ひて孤竹を伐つ。

 春往冬反、迷惑失道。
  春往きて冬反(かへ)る、迷惑して道を失ふ。

 管仲曰、老馬之智可用也。
  管仲曰く、老馬の智、用ふ可きなり、と。

 乃放老馬而随之、遂得道。
  乃ち老馬を放ちて之に隨ふ、遂に道行を得たり。

 行山中無水。
  山中水無し。

 隰朋曰、蟻冬居山之陽、夏居山之陰、蟻壌一寸而仭有水。
  隰朋曰く、蟻、冬は山の陽(みなみ)に居り、夏は山の陰(きた)に居る。蟻壌一寸にして、仞(じん)に水有り、と。

 乃掘地、遂得水。
  乃ち地を掘る、遂に水を得たり。



 【現代訳】
 管仲と隰朋が桓公に従って孤竹を討伐した。
 春に出陣して冬に帰ってきたので道に迷ってしまった。
 管仲が言う。「老馬の知恵を借りましょう」と。
 老馬を放して後について行ったら、道が見つかった。
 また、山の中で水が無くなった。
 隰朋が言う。「蟻は冬には山の南にいて、夏には山の北にいます。蟻塚の高さが一寸ならば、その下一仞の深さに水があります」と。
 そこで地を掘り、水を得た。





 『韓非子 説林上』にある一節です。
 この中では『巧詐は拙誠に如かず』の故事が有名ですが…。
 他にも有名な故事が含まれており。
 上に挙げた管仲が老馬の知恵を借りて道を見つける件は、後に『老馬の智(老いたる馬は道を忘れず)』として伝えられています。
 辞書的には『一見、能の無いように見える人であっても、相応の経験によってものの役に立つ事ができるものだ。』といった意味で捉えられていますが…。
 この故事の出典元の韓非子には、続きがあり。



 以管仲之聖而隰朋之智、至其所不知、不難師於老馬与蟻。
  管仲の聖と隰朋の智とを以てして、其の知らざる所に至れば、老馬と蟻とを師とするを難(はばか)らず。

 今人不知以其愚心、而師聖人之智、不亦過乎。
  今、人、其の愚心を以てして聖人の智を師とするを知らず。亦た過たずや。



 【現代訳】
 管仲のような賢人や隰朋のような知者でも、自分の知らないことに出会うと老馬や蟻でさえ師とすることを憚らない。
 今の人は愚かな心を持ちながら聖人の知恵を師とすることさえ知らない。これは実に誤ったことである。





 馬には馬の生き方があります。
 それは人とは違う生き方であり、人の価値観では計れないものですが。
 その生き方には、ちゃんとした価値があり…意味があります。

 他者の在り方を知り、その重きを認める。

 言葉にすれば、誰にでも分かるはずのことですが。
 自分より劣るもの。
 自分とは違うもの。
 そうしたものを認め、そこから何かを学ぼう…と考えられる人は、多くありません。
 ですが…。
 それは、何を見てものの価値を決めているのでしょうね。

 この故事は、馬には馬の智慧のあることを示すよりも。
 『人として常に学ぼうという姿勢を忘れてはならない』と…人を戒める言葉となっています。



 私のような者が、人らしくするのは難しい。
 ならばせめて、道を忘れない馬で在りたい。

 …そんな事を思った鈴蘭です。



■コメントのお返事
 また後ほど…。
>Kまめこさん
 コメントありがとうございます。

 いやはや…ご無沙汰してます。
 …ここ数回、褐色集会もおいででない…或いは、隠密技術が向上して私のセンサーに引っかからなくなった? …上に、私がGJをサボっているのもあって、ホントに…;
 色々と申し訳ないです;
 また宜しければお邪魔なりなんなり。

 さて『はたらく細胞』ですが…。
 以前、書店に平積みされている単行本に店員のポップが立っているのを見かけ、『ああ、今これが面白いんだな』と思ったことは覚えています。
 その後、ネットの広告でも見かけるようになり。
 間もなくアニメ化され。
 …すっかり乗り遅れてしまいました;

 ああした漫画やアニメって、大人と子供が同じように楽しめるように作るのって、すごく難しいと思いますし。
 『あさりよしとお』の『まんがサイエンス』が、私の中では高評価なのですが…厳しいことを言うと、アレも大人が読んでこそ分かるネタが入っていたりするので、子供向けと言うと…私的には微妙なのですけどね;
 説明が多くなりがちなのは、ある意味仕方のない部分もあるかと思います。
 お子さんと観ることの出来るまめこさんなら、よりその辺りを実感しやすいのではないでしょうか。

 こうして世に出て認められているということは、それだけ良く出来た作品だということの表れでしょう。
 Amazonプライムでも視聴できることですし…私も今度、観てみましょうかな;
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