最近、仮想と現実の垣根を越えるべく、感覚を繋ぐ技術の研究が進んでいます。
これまでの私たちは、主に視覚と聴覚によって仮想の世界を体感してきました。
現実に近い質感の映像。
現実にあるかの様に聞こえる音。
…それらの進歩は、目覚ましいものがあります。
(つ■と)
アークスがまさに、ね。
大型アトラクションなどでは、これらに加えて椅子が振動したり、室温を変化させたり…或いは、アロマなどを用いて匂いを演出するなどもしています。
視覚、聴覚だけではなく、触覚、嗅覚を擬似的に仮想のそれと合わせ、仮想との一体化を図る訳ですね。
…しかし。
これまでの方法では、コンテンツに対応した消耗品がその都度必要となり、仮想との一体化を図れると言っても、一つのコンテンツに対してのみに有効な…融通の利かないものになってしまっています。
一般家庭の規模で実現しようにも、消耗品を常に準備せねばコンテンツを十全に楽しむことが出来ないのでは…誰でも気軽に、という訳にはいきません。
PSO2で例えれば…。
『森林フィールド』に降りる際には『森林フィールド』のキットをセットしなければ。
『火山フィールド』に降りる際には『火山フィールド』のキットをセットしなければ。
それぞれのフィールドの感覚を再現できないのです。
『対応するキットが無いので、このコンテンツでは匂い無しで』
ゲームであれば、再現すべき幅が決まっていますし、そうした限界があっても不都合というほどの不都合は無いかもしれませんが…。
ゲームを越えた仮想の世界を再現するには、不便があります。
…ところが。
先日、面白いデバイスの開発情報がネットニュースに流れました。
1000RT:【開発中】ただの水に味・香り・色を加えるグラス型デバイス「Vocktail」https://t.co/hEAqnaDCy5
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年11月27日
ワイヤレスでアプリから飲み物をカスタマイズできる。電極で電気刺激を与えることで味を作り出すという。 pic.twitter.com/tUZX8MxwXt
…水を電気刺激で変化させて、匂いや味を付ける…?
化学が苦手なので、この辺に関しては全く分からないのですけど…。
これ、本当に『ただの水』で実現できるんでしょうか?
門外漢には、胡散臭い話にも聞こえてしまいますが…。
…できるとすれば、凄いことです。
味覚と嗅覚の再現が容易になれば、仮想の世界が更に鮮やかになることは間違いありません。
味や匂いを水で再現できるということは、水を霧状にして『空気』を再現できるということですしね。
応用の幅は広いんじゃないかと思います。
(´・ω・`)
(つ■と)
トナカイさんスメルも、コレでバッチリやな!!
…それはともかく。
フランカのカフェのメニューの再現を、感謝祭などに行かねば体験できない、という今から。
カフェで注文すれば、家にいながらにして体験できるようになるかもしれない…というのは、夢のある話です。
ただ、個人的には『色を変えられる』云々の部分で少し引っかかりも感じます。
或いは、味や匂いについてはプラシーボ効果なんかを期待してたりするんじゃ…なんて邪推もしてみたり。
プラシーボ(Placebo)の語源はラテン語の「I shallplease」(私は喜ばせるでしょう。)に由来しているそうです。そこから患者さんを喜ばせることを目的とした、薬理作用のない薬のことを指すようになったのです。通常、医学の世界では乳糖や澱粉、生理食塩水が使
参考文献われます。従って、プラシーボ効果(反応)は、このような薬理作用のないものによりもたらされる症状や効果のことをいいます。それはいい場合と(治療効果)、悪い場合(副作用)の両面があります。「これは痛みによく効くよ。」といわれて、乳糖を飲んで、痛みがなくなったり、逆に吐き気がでたりすることがあります。この場合、プラシーボにあたるのが乳糖であり、プラシーボ効果にあたるのが、鎮痛効果であり(治療効果)、吐き気(副作用)であるわけです。
プラシーボ効果がどうして起こるかについては、次のようなことが考えられています。
1)暗示効果、2)条件付け、3)自然治癒力、4)その他
中野重行 臨床薬功評価:Placeboをめぐる諸問題のポイント 臨床薬理 Vol.2,611-615 1995
…何れにせよ、機会があれば体験してみたいものです。
■今日のニークス
今朝方、仕事が終わり…就寝までの時間をボンヤリと過ごしていたところに、お誘いがあり。
『スプラトゥーン』に興じていた鈴蘭です。
…その中でのこと。
(つ■と)
…。
(´・ω・`)
(つ■と)
…あぁ!!
いやぁ…;
この機会は、遊びの機会であると同時に、自分を見つめ直す機会と捉えていることもあってか…。
いつの間にか、教えて頂いたことを『しなきゃいけない』と…前のめりになってしまっている自分がいるのです。
『いつもの自分』が、『いつもの自分』のままであることでこそ、意味がある『遊び』であるというのに、です。
容易に答えが出ないことは分かっています。
でも…出ない答えに拘って、視野が狭くなっていたことに気が付いたのですよ。
基本的なことですが。
この『スプラトゥーン2』では、コントローラーのジャイロ入力によって銃の照準を操作できます。
コントローラーを振ってやれば、それに合わせて照準も動くので…キー入力などよりも直感的な操作が可能です。
しかし、それがために…コントローラーの位置取り、というのが重要になります。
アチコチ動かしていてばかりでは、狙えるはずのものも狙えなくなってしまうのです。
ホームポジションを定め、そこから動かし、そこへ戻す。
…そうしてようやく、狙いが定まるようになるのです。
( つ■)
…。
(■と )
…。
(つ■と)
…で、私のホームポジションは?
…そう、それです。
私は、それを見失っていたようですね;
こうした動画を見たりして、参考にもしています。
この…『スプリンクラーの設置場所』について説明している動画につけられているコメントの中に、『そんなところに付けるより、貼り替え多くしたほうがいいんじゃ?』みたいなものがあったのですが。
このコメントを読んだとき、私は『そうなんだろうか?』と疑問に思いました。
この動画にあるように、『敵に壊されることのない場所に貼ってこそ』ではないのか、と。
…そして、実際にゲームの中で試してみたのですが…。
敵の死角に貼ったことで、どういった効果があるのか…そこまで見えていなかったことに気が付いたのですよ。
敵の死角に置く。
そうすれば、確かに敵から壊されにくくはなります。
ですが…同時に、敵に対して脅威になりえなくなってしまったのですね。
自分の貼り方が拙いだけであったこともあったでしょうが。
しかし、それ以上に。
『使い方』に拘って、『活かし方』にまで考えが回っていなかったのです。
…それは、抜けている…というよりも。
自分の本来立つべき場所を忘れてしまって、見るべきものが見えなくなっていた…と感じた鈴蘭です。
自分の位置から相手を見て。
相手が見ている自分を想像し。
自分がどうすべきかを考える。
なんのことはありません。
それは、普段から私が難しいと感じている事…そのもの。
何か難しいことをしているつもりで、『自分の位置からなら良く見える』…と勘違いしていたのかもしれませんね;
相手のいることを忘れて、自分の中のことにばかり感けてしまうのが私という人間なのは自覚していますが…。
(つ■と)
…いつまで経っても、なってないのぅ。
…ほんとにね;