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独り言 その壱千弐百四拾六

 大きいだけの鈴蘭です。

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                     (C)SEGA


 毎日…というより、ほぼ2、3時間おきに何某かの襲来を告げる警報の鳴り響くアークスシップ。
 まぁ、相手が目的を持ってやってきている以上、これを迎え撃たなければならないのが『アークス』というお仕事です。



(´・ω・`)
(つ■と)
ボランティアで正義の味方をしているワケではない…!!




 …しかし、ふと気になったのですが。
 オラクル船団って、敵対勢力の襲撃によってトラブルに見舞われることが多い印象ですが…本来、そんなものは非日常のことであるはずです。
 日常的には、もっと別な…それこそ、隕石の衝突の危険とか…そんなもののほうが、よほど多いのではないのでしょうか?



 現在、現実の地球には『国際宇宙ステーション(International Space Station:通称ISS)』という施設が高度300kmの場所に存在しています。
 全長10kmともされるアークスシップと比べれば、随分と小さいものですが…ISSの大きさは約108.5m×72.8m(サッカーのフィールドくらいの大きさと言えば分かりやすいでしょうか)もあります。

 そのISSは、今この瞬間も、常に危険と隣り合わせの状況にあるのをご存知でしょうか?

 それというのも…ISSが存在している軌道上は、これまで各国が打ち上げてきた人工衛星の成れの果て…所謂『スペースデブリ』と呼ばれる宇宙のゴミが浮遊しており。
 その総量は2,000tにも及びます。
 これは、アークスシップが存在しているであろう、地球から離れた空間とは比べ物にならないほど、ゴミの密度が高い…自然環境下でも、隕石の欠片などのチリが存在する…のだそうです。
 このため、ISSはスペースデブリとの衝突に備えて、様々な対策が採られています。
 常にレーダーで軌道上を監視し、強靭な外壁によって微細なゴミは弾き、外壁で弾けないような大きなゴミは予めISSの軌道を変えて避け…。
 しかし、それでも不測の事態は起こりえます。

 ISSに接続されている日本の実験棟『きぼう』の紹介に、こんな記述があります。

「きぼう」日本実験棟は、10年の運用期間中にマイクロメテオロイドやデブリがぶつかったとしても与圧モジュールに穴があかない確率(非貫通確率)97.38%を満たすように設計しています。
        【JAXA:『宇宙飛行士について』より】


 10年間で2%強の確率で、与圧モジュールに穴が開く可能性があるわけですね。

 スペースデブリとの相対速度は時速50,000kmを超えるとも言われます。
 日本列島の最北端(択捉島)と最西端(与那国島)の直線距離は、約3,294km。
 ISSは、日本の端から端までを秒単位で移動するゴミを相手に、対策を練らねばならないのです。



(´・ω・`)
(つ■と)
…こんなん、人間に見えんやろ。




 そんなに速く移動しているものが多く漂っている中を避け続けて飛んでいられるものなんでしょうか?
 いえ、そもそも…『軌道上の2,000tのゴミ』って、どれくらい散らかってる状態なんでしょう?
 疑問に思った鈴蘭です。

 …まず、ゴミの量から確認しますか。
 よく『東京ドーム何杯分』なんて例えを聞きますが…。
 ちょっと調べてみましょう。

 ええっと…東京ドーム1杯が約1240,000㎥…。



(´・ω・`)
(つ■と)
…基準としてデカ過ぎたか…。




 ここは50mプールがいいでしょうかね;
 ええっと…50m×15m×1.5mとして…容積が1,125㎥。
 実際には機械部品…金属類の重さでしょうし、容積としてはもっと小さいかもしれませんが…軌道上にあるゴミは、だいたい50mプール2杯分くらいと考えてよさそうです。



(´・ω・`)
(つ■と)
多いといえば多いが…。




 ちなみに数的には8,000個あまりがアメリカ軍によって『衛星にとって危険なゴミ』として監視されているのだとか。
 実際には、レーダーでは捉えられないような小さなものがあるので、ゴミの個数自体はもっと多いのでしょうが…。
 ここは単純に…2,000tを8,000個で割って、ゴミ一つ当たりの重さを出すと…一つで約250kg。
 これを身近なもので置き換えると…市販の大型冷蔵庫でも100kgもありませんか。



(´・ω・`)
(つ■と)
冷蔵庫2、3個分のゴミの塊…。




 粗大ゴミとして、珍しくはないもののようにも思えますが…。
 もし、『50mプール2つ一杯に詰まった冷蔵庫を片付けてくれ』と言われたとしたら?
 個人レベルで、それだけのゴミを処理するとなれば呆然とするしかありません…;

 では、これが軌道上に散らばってるとして、どの程度の密度になるのか。
 全てが軌道上…同一高度上にあるとしたら、と仮定して…ここは立体ではなく、平面で考えてみますか。

 ISSの高度が約300km。
 地球の半径が約6,400km。

 これを足して…半径6,700kmの球体の表面積は…



(´・ω・`)
(つ■と)
…こんな計算、中学以来やな。




 S=4πr^2…でしたっけ。
 ええっと、これで計算すると…約560,000,000k㎡。
 この中に8,000個のスペースデブリを置くと…70,000k㎡に1個ですか。

 7万k㎡…?

 ちょっとピンときませんね;
 これは何と比べると…ああ、都道府県がいいのかな…。

 青森県:9,646k㎡
 岩手県:15,275k㎡
 宮城県:7,286k㎡
 山形県:9,323k㎡
 秋田県:11,638k㎡
 福島県:13,784k㎡

 東北6県の面積を足すと…合計で66,952k㎡。
 つまり、だいたい東北地方くらいの広さのどこかに一つ、冷蔵庫大のゴミがある…ということですか…。
 
 …この例えでも、まだピンときませんね;
 スケールを六畳サイズに換算してみましょう。
 京間の六畳が約11㎡。
 11/66,952,000,000…もう計算が面倒なので、ここは1/10,000,000,000スケールにして計算しましょう…。
 ええっと…250kgの百億分の一というと…25μg(マイクログラム)…。

 …25μg…?

 確か『プランク質量』が22μgでしたっけ?;
 (量子力学での最も小さな長さ(=プランク長さ)において、この重さを超えるとブラックホールが生まれる。)
 1μgは砂粒より軽い重さで、この大きさは人間の目では殆ど判別できないといわれています。
 それよりは遥かに大きいといえますが…。
 ええっとええっと…ミジンコの重さが8μg…ミジンコ3匹分の重さと釣り合うくらいですか。
 スケールを大雑把に計算したので、実際にはミジンコ5匹分くらいにはなるかもですが…。

 六畳間にミジンコ3匹…。



( ´・ω・)
(つ■と)
…。




(・ω・` )
(つ■と)
…。




(´・ω・`)
(つ■と)
…これさ。




(´・ω・`)
(つ■と)
…私の部屋のほうが遥かに汚くね?




 宇宙のスケールというものが。
 宇宙の厳しさというものが。
 それがどれだけ…ということなのでしょうね、これは。
 むしろ、確率的には…広大な宇宙で、そうしたものを見つけることこそが、幸か不幸かはさておき…全てひっくるめた『運』なのかもしれません。

 …そして、先日。

 地球に、その『運』がやってきていたことをご存知でしょうか?




 ハワイの古い言葉で"遠くから初めてやって来た使者"の意を持つ『Oumuamua(オウムアムア)』と名付けられた、太陽系外から飛来した恒星間小惑星。
 直径約40m、長さ約400mという『葉巻型』で、主な構成物質は鉄などの金属とみられ、表面は暗い赤色をしているのだとか。

 こうした天体は、年に一度くらいの頻度で地球の近傍を通過しているそうですが…ハレー彗星のようにガスなどを纏っておらず、目立つような尾をひいている訳でもないので、発見に至ることは少ない…というか、今回の『Oumuamua(オウムアムア)』が人類史上初の、観測に成功した恒星間小惑星なのだそうです。



(´・ω・`)
(つ■と)
…人類初の外宇宙からの訪問者、かぁ。




 いい響きです。



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                     (C)SEGA

 『行って倒してこい。』という、非日常が日常となった緊急事態ばかりでなく。
 『行って見てこい。』という、日常の中にある緊急事態もあってもいいのではないか。
 …そんな事を思った鈴蘭です。



(´・ω・`)
(つ■と)
…ミジンコ3匹分の、スケールの大きな緊急事態ってのも良いんじゃない?




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コメント

  • 2017/11/27 (Mon)
    08:58

    お久しぶりです。
    そうなんですよね、経緯としての戦闘はあるにしても
    所謂探索や調査みたいな、わくわく感と言うか、どきどき感と言うか、
    現状そういう物が無いのが残念です。
    COにしても初期PSOの様に、色々NPCが絡む物があって良いと思います。

    おべたん #- | URL | 編集

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