中丞相趙高、欲專秦權、恐群臣不聽。
中丞相趙高、秦の権を専(もっぱら)にせんと欲すれども、群臣の聴かざるを恐る。
乃先設驗、持鹿獻於二世曰、馬也。
すなわち先ず験(けん)を設け、鹿を持(ぢ)して二世に献じて曰く、馬なり、と。
二世笑曰、丞相誤邪、指鹿爲馬。
二世笑って曰く丞相誤れるか、鹿を指して馬と為す、と。
問左右、或默、或言。
左右に問うに、或いは黙し或いは言う。
高陰中諸言鹿者以法。
高、陰(ひそか)に諸々の鹿と言う者に中(あ)つるに法を以てす。
後群臣皆畏高、莫敢言其過。
後群臣皆高を畏れ、敢て其の過ちを言うもの莫(な)し。
【史記・秦始皇本紀】
『鹿を指して馬と為す』…所謂『馬鹿』の言葉の元になった故事です。
前に、この独り言で扱った事がありましたか…。
解説は、その時のものをもう一度載せましょう。
秦の2代皇帝・胡亥の時代のこと。
胡亥の信任をいいことに権力をふるった宦官の趙高は、謀反を企みます。
しかし、宮廷には対立する者も多く、誰が味方なのか分かりません。
そこで、廷臣のうち自分の味方と敵を判別するために、趙高は一策を案じました。
彼は宮中に鹿を曳いてこさせ、『珍しい馬が手に入りました』と皇帝に献じたのです。
皇帝は怪訝に思い、趙高を始めとした廷臣に『これは鹿ではないのか』と尋ねます。
しかし、趙高が左右の廷臣に『これは馬に相違あるまい?』と聞くと、彼を恐れる者は馬と言い、彼を恐れぬ気骨のある者は鹿と答えました。
後に、趙高は鹿と答えた者をすべて殺したのだそうです。
【出典:Wikipedia】
…いえね(´・ω・`)?

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…鈴蘭【トナカイ】を指して熊というのは、どうかと思うんさ(´・ω・`)
毎日、ログインするたびに『熊が出た』と叫ばれるトナカイさんが不憫でならぬ…。
■今日のニークス
週末が迫ってきました。
この週末には、すずさんの『ブロガー集会おかわり』があります。
前回の『おかわり』の開催日には出席できませんでしたし…今回は、ちゃんと顔を出してこようかと思っています。
折角いろいろな方と知り合えたというのに、絶好の機会を逃すのは勿体無いことですしね。
そういえば、集会に前後して知り合い…此処にもおいで下さるValentineさんが、ブログでご自身が絵を描いている模様を挙げておられるのを拝見しました。
…絵、かぁ(´・ω・`)
この手の話が出る度に言ってる気がしますが…。
絵を最後まで描き上げることができる人って、凄いと思うのですよね。
私は落書きをたまにしますが…好きなことを好きなように書くだけなので、進んで面倒なことをしないのです。
これでは練習になるはずもなく、到底上達など望めません。
…実際に形にしないことには、経験は得られないのですから。
しかし…それと分かっていても、形にしない私。
思うに…形にしていく上で、自分の思い描いているものと違うものになるのが怖いのですね。
そこに、私という人間の限界があったのかな…と。
ホント…何かにつけて、なんよなぁ(´・ω・)=3
まぁ、私のことはともかく。
先日入ってくださった新人さんと、常設に行く約束もあります。
こちらに関しては、サボり続けててんで駄目になった私の近接職の打ち直しも兼ねようかな…とも思っています。
1人で見つめ直すのも良いかもしれません。
しかし、人の様を見ることで、転じて自分を省みることが出来もするのではないでしょうか?
たとえ鏡を前にしても、自分のことは自分が考えている以上に見えていないもの。
自分1人で、自身をまっすぐ育てるのは容易ではありません。
自分を見る人の目を借りる。
そこに、キャリアなどは不要です。
自分とは違う視点を持つ人の存在。
…それが有り難いのですから。

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■コメントのお返事
…また後ほど。
コメントありがとうございます。
私も、スマートフォンやPC向けのサービスは、いくつか目にする機会があります。
利用頻度は高くないのですが…「青空文庫」などは、昔からブックマークに入れてました。
しかし…こうしたネットを介してのテキストの配信は、私にはサービス内容の価値が今ひとつ計りきれず、会員登録などに二の足を踏んでいるのです;
「青空文庫」は無料なのでいいとしても。
月額制、従量制…料金体系は様々ですが、何れのサービスも「本を読む」には割高に感じられるのです。
それに比べると、Kindleは…会員サービスが多岐にわたるので、お得にも見えるのですが。
ただ、それはそれで、「そんなにアレコレ使うの?」という疑問が浮かんだりしまして…。
帯に短し襷に長し(´・ω・`)?
一度Kindleを買ってみて、それで自分なりの答えを見つけるのが良いかもしれませんね;
わざわざアドバイスありがとうございました(`・ω・´)ゞ
>雪桜花さん
コメントありがとうございます。
私も本を手に取り、ページをめくる感覚が好きです。
本を読んでいる…その実感が得られるように思いますから。
なので。
文章を楽しむ上では紙の本が欲しいと思うのですが…。
情報を得る上では、利便性があったほうが都合がいいのではないか…とも思うようになったのですね。
紙の本には、紙の本の良さがあり。
電子書籍には、電子書籍の良さがある。
どちらか一方だけのものではないと思うんさ(´・ω・`)